近所、と言っても、
自転車で十分くらいある距離にあるTSUTAYA志木店。
先日、立ち寄ったところ、名作アニメコーナーにてこんなものを発見。
「マイマイ新子と千年の魔法」の上映半年くらい前から、置かれている宣伝告知です。
そういえば、
自分がこの映画を知るきっかけになったのは、これだったなー、
「愛の若草物語」を借りに来たけどなかったから落胆してたら、目に入ってきたんだよなー。
福田麻由子ちゃんも、森迫永依ちゃんも大好きだし、
こういうのどかな雰囲気のアニメ好きだから、まさに自分のような人に向けられた映画だなー。
見に行きたいなー、でも、たぶんDVDになってから見るんだろーなー、とかなんとか、思ってたなー。
と、初めてこれを見た時のことを振り返りつつも、
それが今や、DVDを待つばかりか、劇場に三回も足を運び、
宣伝会議にも行って、上映嘆願の活動を手伝うことになるとは、と妙な感慨に耽ったりしつつ、
……でも、やっぱり、この並びはないよね、と心の中で突っ込んでいました。
ジブリコーナーに置いてあるのは、まだ絵柄的に百歩譲るとして、
「火垂るの墓」の隣に置くのは、どうなんだろう。
節子の髪型と、新子ちゃんの髪型が同じせいで、
「これも、戦争ものなんだ。しかも暗いの。」と、思う人が出たら! と思うだけで、冷や汗が出ます。
いや、むしろ、それは私のことなんですが。
初めてこの告知を見た時に、昭和30年とコピーがあったのにも関わらず、
戦時下の話だと思い込んでました。正直に言うと。
しかも、あらすじについて、何も書いていない告知だったので、
一瞬にして、三つ四つの勝手なプロットを頭の中で立ててました。
白状ついでに、妄想「マイマイ新子」のプロットの一つを暴露すると、こんな感じです。
「戦時中、東京から祖母のいる山口へと、疎開してきた主人公。
(注・貴伊子が主人公だと思っていました。)
東京大空襲で家を失い、母と共にいやいやながら山口にきたせいか、
どうも地元の子どもたちと馴染めない。東京もののとばかにされ、いじめられる主人公。
そして、ある日、父の戦死が伝えられ、戦争が終わり父が帰ったら東京に戻れるという、
唯一の希望を失ってしまう。
そんななか、主人公は、主人公にしか見えない不思議で奔放な少女マイマイ新子と、
仲間の小人たちと出合い、
(注:よく見ると背景にちっちゃくシゲルがいたので、なぜかその大きさの存在だと勘違いした。)
彼らと交流したり、彼らの住む世界を冒険したりすることで、
父を失った悲しみと、空襲のトラウマを克服し、最初は馴染めなかった山口での生活にも馴染んでいく。」
ちなみに、マイマイ新子の正体は、若くして死んだ母の姉あたりだと、思います。
(そういうディティールについては、正直投げやりです。)
当時読んでいた「木かげの家の小人たち」と「くらやみ谷の小人たち」、
それとむかし読んだ「ふたりのゾーイ」という話がごっちゃになって、こんなん浮かんだみたいです。
なんというか、私の思い描いたいかにもな内容じゃなくて、
本当によかったなぁ、なんて思います。
それにしても、
上映開始してから、だいぶ経つというのに、未だに告知を残していることが気になります。
売り場担当者からの、ささやかな応援なのか、
それとも、「借り暮らしのアリエッティ」の上映が近くなるまで、
他にそこに置いておくものがないからなのか……。
どっちなのか、気になるところです。
朝霞のTUTAYAも見てきます!
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