2010年3月12日金曜日

近所のTSUTAYA。

 近所、と言っても、
 自転車で十分くらいある距離にあるTSUTAYA志木店。


 先日、立ち寄ったところ、名作アニメコーナーにてこんなものを発見。






「マイマイ新子と千年の魔法」の上映半年くらい前から、置かれている宣伝告知です。


 そういえば、

 自分がこの映画を知るきっかけになったのは、これだったなー、
「愛の若草物語」を借りに来たけどなかったから落胆してたら、目に入ってきたんだよなー。

 福田麻由子ちゃんも、森迫永依ちゃんも大好きだし、
 こういうのどかな雰囲気のアニメ好きだから、まさに自分のような人に向けられた映画だなー。
 見に行きたいなー、でも、たぶんDVDになってから見るんだろーなー、とかなんとか、思ってたなー。

 と、初めてこれを見た時のことを振り返りつつも、
 それが今や、DVDを待つばかりか、劇場に三回も足を運び、
 宣伝会議にも行って、上映嘆願の活動を手伝うことになるとは、と妙な感慨に耽ったりしつつ、



……でも、やっぱり、この並びはないよね、と心の中で突っ込んでいました。





 ジブリコーナーに置いてあるのは、まだ絵柄的に百歩譲るとして、





 「火垂るの墓」の隣に置くのは、どうなんだろう。


 節子の髪型と、新子ちゃんの髪型が同じせいで、
「これも、戦争ものなんだ。しかも暗いの。」と、思う人が出たら! と思うだけで、冷や汗が出ます。
 いや、むしろ、それは私のことなんですが。

 初めてこの告知を見た時に、昭和30年とコピーがあったのにも関わらず、
 戦時下の話だと思い込んでました。正直に言うと。

 しかも、あらすじについて、何も書いていない告知だったので、
 一瞬にして、三つ四つの勝手なプロットを頭の中で立ててました。

 白状ついでに、妄想「マイマイ新子」のプロットの一つを暴露すると、こんな感じです。

 
「戦時中、東京から祖母のいる山口へと、疎開してきた主人公。
 (注・貴伊子が主人公だと思っていました。)
 東京大空襲で家を失い、母と共にいやいやながら山口にきたせいか、
 どうも地元の子どもたちと馴染めない。東京もののとばかにされ、いじめられる主人公。
 そして、ある日、父の戦死が伝えられ、戦争が終わり父が帰ったら東京に戻れるという、
 唯一の希望を失ってしまう。

 そんななか、主人公は、主人公にしか見えない不思議で奔放な少女マイマイ新子と、
 仲間の小人たちと出合い、
 (注:よく見ると背景にちっちゃくシゲルがいたので、なぜかその大きさの存在だと勘違いした。)
 彼らと交流したり、彼らの住む世界を冒険したりすることで、
 父を失った悲しみと、空襲のトラウマを克服し、最初は馴染めなかった山口での生活にも馴染んでいく。」


 ちなみに、マイマイ新子の正体は、若くして死んだ母の姉あたりだと、思います。
 (そういうディティールについては、正直投げやりです。)

 当時読んでいた「木かげの家の小人たち」と「くらやみ谷の小人たち」、
 それとむかし読んだ「ふたりのゾーイ」という話がごっちゃになって、こんなん浮かんだみたいです。


 なんというか、私の思い描いたいかにもな内容じゃなくて、
 本当によかったなぁ、なんて思います。



 それにしても、
 上映開始してから、だいぶ経つというのに、未だに告知を残していることが気になります。

 売り場担当者からの、ささやかな応援なのか、
 それとも、「借り暮らしのアリエッティ」の上映が近くなるまで、
 他にそこに置いておくものがないからなのか……。
 どっちなのか、気になるところです。

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