2010年4月18日日曜日

ドカンレポ。



昨日は、吉祥寺で行われたドカンのイベントに姉と2人で行って来ました。

正午からと言うことだったので、50分には吉祥寺に着くように電車には乗ったものの、
あと少しで駅! というところで、突然中央線がストップ。

「車両とお客様が接触し」のアナウンスの一言で、
誰かの「飛び込みじゃ、時間がかかるよな・・・・・・」と呟きに青ざめつつも、
結局飛込みではなかったようで、
正午少し過ぎ頃、無事に会場へと遅れて到着しました。
(無事に遅れてってなんだろう)



会場は元伊勢丹、もう少し未来になったらユザワヤになるビル前の広場。

メインの二つの商店街アーケードとは少し離れつつも、
丁度中間にあって、
だからこそ通り抜ける人も多い、賑やかな場所のせいか、
付いた時にはそこそこの人が集まっていました。





こんな感じで、ドカンの装置の脇に、
ドカンのポスターと、モニターがあって、
モニターでは「マイマイ新子名場面セレクション映像」が流されていて、
ドカンの圧力が高まるのを待つ間も、楽しく待てるようになっていました。


私たちが来た時にはもう、一回目のドカンが終わっていて、
なにやらポスターのウラでは慌しく出来上がったポン菓子を、
袋詰めしていました。


「無料で配るみたいだねー!」と話しながら見ていたのですが、
なんとなく見覚えのある人が、せっせとポン菓子を詰めているような……。


監督でした。



思わず「ぶほぉうっ!!!っちょ、ええ、監督!?」と、
大声でなんか口から出ました。

よく、ネットでは驚いたときに「ぶほぉぅっ!」と吹いた、という人がいるけれど、
まさか自分の口からそんな声が出るとは・・・・・・。
初日の舞台挨拶があるとは聞いてないけど、
たぶん、今日もあるんだろーなー、とは思っていたものの、
まさかドカンのイベントに参加しているとは思わなかったので驚きました。


その後、
図らずも奇声を上げてしまい、恥ずかしさに逆に興奮し、
若干大声の不審者になったりしているうちに、
二回目のドカンが始まりました。






エプロンをつけた方が機械のそばに立ち、
ポン菓子がどうできるか、説明し、

「本当に大きい音だから、耳をふさいで
お子様は飛ばされないように気をつけて!」
と、注意を促し、

5カウントと共に、ハンマーを振り上げ、



いざ、ドカン。







想像以上の爆音に、ビックリして固まっていたら、
さっきまで私の横で、
「どうせ、言うほど凄い音じゃないだろー」と、
余裕の顔をしていた子ども達も、
ビックリして固まっていました。
なんだかちょっと、映画の再現みたいで嬉しかったり。



その後、何回かドカンを見た後、
姉の方で用事があると言うのでちょっと昼ごはんを食べてから、中野へ行ったのですが、
駅への移動がてら近くを通り過ぎようとしたら、
ちょうどドカンの音が聞こえて、かなりビックリしました。
さっきまで、ドカンの音にもう慣れた! と思っていたというのに……。


土曜日は、結局一日驚いてばかりの日でした。





でも、じつは、この日の土曜日はまだ驚きがもう一つあって。


中野での用を済ました後、
喫茶店で珈琲を飲みながら、ツイッターをチェックしていたら、驚愕の事実が。

ドカンのイベントで、働いていた人。
その殆どが、なんとドカンのレンタルのスタッフでも、
バウスシアターのスタッフでも、
マッドハウスや松竹、エイベックスの人でもなく、
普通のファンが自主的に働いていたとのことでした。

結構な人数で、
しかもてきぱきと動いていたので、
完璧にドカンのレンタルの人か、バウスシアターの人だと思っていました。


「・・・・・・私も、手伝えばよかったな」
というか、手伝いたかった!! 

もしも、またそういう機会があれば、手伝おうと心に決めつつ、
(あと、なんで手伝おうと言う発想が浮かばなかったんだーと、脳内で枕をボフボフ殴りつつ)
本当に色々と驚かされた一日でした。

2010年4月17日土曜日

ドカン。

今日の吉祥寺はドカンの日。


とりあえず、ブログを放置していた間にやってたことなど発表。


まず、プリンタが機嫌を損ねる。
なんどやっても、色がある部分が印刷を嫌がる。呆然とする。


近所の幼稚園にチラシを頼んだら、難色を示されて凹む。


近所の仲の良い有名ラーメン屋にチラシを頼んだら、置いてくれた。


バイト先の事務所のドアにチラシを貼ったら、「もしかしたら剥がすかも」と言われる。
「剥がされたら、また貼りますよ!」と言ったら、
「うぜえ!!!」と言われる。(爆笑付きで。なぜ?)


結局、剥がされることなく今日に至る。


そしたら、
「この映画超見たかったんすよ!!!!つか、テレビで特集やるんすか!!見たい!!」
という反応があってたまげる。


チラシを渡したバイトの後輩全員から「え、なに、この映画、見たいんですが!!」と良すぎる反応が帰ってきてたまげる。


「ジブリ大好きなんです!」いや、ジブリじゃ・・・・・・ないよ。


「友達も一緒に行きたいっていうんで、新座に見に行きます!!!」マジでか!!!




明日、放送の「MAGネット」の宣伝はうまく出来なかったけれど、
若い女の子層の食いつきがよい、という発見をした一週間でした。


あ、プリンタはいまは直りました。
十年近く使っている子なので、たまに拗ねるんです。いまは大丈夫。

2010年4月7日水曜日

ご近所さんに。


ご近所にあるアンティーク&カフェ「隠房(KAKUREBOU)」さんに、上映決定のチラシを置かせて頂きました。

一軒家の一階をカフェとした開放しているんですが、
庭の草花や、
売り物でもあるガラスや、陶器、模型などのアンティークを眺めつつ、
コーヒーやおそばを楽しめ、
たまに蕎麦やパステルアートの教室なんかも開かれる、なかなか面白いお店です。


我が家からは歩いて30秒、走って10秒ほどにあります。
(駅からはたぶん、歩いて10分くらい?)

ちなみに、
マスターとうちの父は呑み友達にして、町内会仲間。
その縁で、実は上映嘆願の署名にも名前を頂いています。
ありがたい話です。




おまけ。



A4紙だと、置く時大きいかな? と思ったので、
ちょっと折ってみました。
「上映決定!」の所が、「MAGネット」の特集告知のすぐ下に来るよう、
何折りというのか、こう、パタパタと。


思いのほか、キレイに折れて、
我が家のメス猫二匹も満足そうだ。

2010年4月2日金曜日

追記!

シネマアンジェリカさんにて、
置いてもらっていた「署名の案内」のチラシについてですが、
話を聞けば、なんと全てハケたとのこと。

前情報で、目につきにくい地味な所にあった、と聞いていたのでビックリしました。

持ち込んだ部数が少なかったというのもあるんでしょうが、
これはかなり嬉しかった!

ありがとうございます!

5回目は母と共に。

渋谷シネマアンジェリカでの「マイマイ新子と千年の魔法」の上映もそろそろ終わった頃ですね。
今日は、最終と言うことで監督も舞台あいさつに来るとの事で、
行ってみようかと思っていたのだけれども。

両親が沖縄旅行、姉は中野桜まつりへと行ってしまい、
家の留守を三匹の猫たちと守らなくちゃいけないので、
大人しく先週借りてきたビデオでも見ながら過ごすことにします。



話題は変わって。(その実、あんまり変わっていないけど)

今週の水曜日、「署名の案内」チラシの回収がてらに5回目の「マイマイ新子」を見に行ってきました。
……母連れで。


24才成人女性と、56才マダムの二人連れでも、
世間的には“親子連れ”というのだろうか……。

そんなことを思いながらの5回目。

サービスデイだから、早めに整理券貰わなくちゃ!と、1時頃にチケットを買った時には、
番号も1ケタで「安い日なのに不入りなのかな?」と不安になったものの、
開場前には結構な数の人が集まっていてホッとしました。
昼の回に友達と見に行った姉の話によると、昼も同じくらい人が入っていたとのこと。

なんだかんだ思い返してみると、
私が一番初めに板橋で見たとき以外、全ての回で人に囲まれていた気がします。
12月の頭に、私が初めて「マイマイ新子」を見た劇場内には、
私と、中年の男性、きれいなOL風のお姉さんの、たった3人しかお客さんはいませんでした。
……なんだか、ものすごい遠い日の出来ごとにしか思えません。あれから、半年も経っていないのに。



さて、話は変わって。

今回、母を連れていったのには一つワケがあります。

正直に言うと、「私が入れ込んで、活動してきたほどの価値がある映画なのか」を確認したかったからです。

いまどき珍しいくらいに、ストレートに子どもの生活を描いた素晴らしい映画、だと私は思う。
でも、それは私以外にとってもそうなのだろうか。
私だけではなくとも、いま、盛り上がっている一部のファンたちにだけ素晴らしい映画なのではないか。


……この映画が好きだと思う気持ちが、自分の子ども時代とものすごく密接な関係にあるせいか、
たまに、「マイマイ新子」という作品に対し、変な猜疑心を持ってしまうことが、
おそらく、この映画を応援している人には1度や2度あると思います。

人に署名を頼む時に、散々っぱら「良い映画なんだけど!」と、行ってきた癖に今さらな気もするけれども。

上映が決まり、
宣伝活動に移っていく段階の今だからこそ、
そのことが気になった、と言えばいいのかなんなのか。


うちの母は、普段アニメは見ません。
私が子どもだった時には一緒にジブリ映画を見に行ったり、
「世界名作劇場」や「YAWARA!」や「おぼっちゃまくん」「クレヨンしんちゃん」なんかを見ていたくらいです。

ただ、昔から子どもの本や単館などでやるいぶし銀な映画が好きであるということ。
昭和30年代の空気を知っている、
「赤毛のアン」に憧れた世代の母が、「面白い」と言ってくれるかどうか。

自分ひとりや友達と見に行く時にはない、奇妙な緊張感を持って今回は観賞しました。
(うちの母は、昭和30年当時の年齢だと、
初めて新子さんが貴伊子の社宅に来た時に紙芝居が見たいと親にねだっている女の子と一緒ぐらいです)





結果はと言うと。


まず、最初の光子の「おねーちゃんが、キューピーさんの腕もいだー!」で笑い、

新子さんの「おーよしよし! かいゆいとこはないか、かゆいとこはないか!」で笑い、

チョコレートボンボンが出てきた瞬間に「酔っ払っちゃう! 酔っ払っちゃう!」と小声ではしゃぎ、

光子の迷子の下りで「メイちゃん……」と、謎の言葉をつぶやき、

決死隊の「なんまんだー、なんまんだー」で吹き出し、

その後、いやに静かになったと思い横目で見ると涙をぬぐっていたりと、


なんというか、

大好評でした。




帰宅後、
どの辺がよかったのかと聞くと、
「生活がキッチリ描写されていたこと」
「話のラインがすっきりしていたこと」の主に二つとのこと。

正直、この感想には驚いた。

生活描写、というのは分かるとして、話のラインがすっきりしている、というのは予想外。
話を詳しく聞いてみると、

「こういう映像を見せたいとか、感動させたいとか、
 そういうことに、こだわってないからいいのよ。
 出てくる人の感情が、変にぶれないから、見てて分かりやすいのよ」

……ちょっと、というより、かなりトリッキーな構成の映画なので、
後で「これはどういうことだったのよ!」と言われることを覚悟していただけに、
この言葉には本当にビックリした。


あと、映画が終わってからの第一声。

「分かった、これはアレね。
 要するに、『やかまし村』と『ちびまる子ちゃん』と『トトロ』なのね。
あと、『クレヨンしんちゃん』も入ってるわね! ていうか、結局、みんな同じなのね!」

この言葉の謎も解けた。
発言を劇場で聞いた時は「おかあさん、『ちびまる子』って髪型と、服装だけでしょ!!!」と突っ込んだけれど、
挙げられた四つの作品は確かに、『マイマイ新子』と同じ、子どもが主体の世界を描いている。
時代も、登場人物の背景も全部、違うけれど、描かれているのは全て子どもの世界である。

千年後どころか、作品までまたいで「同じものを描いてる!」と言いきった母。


「母は、この映画、そないに重く受け止めたか……」

思わず、新子さんのおじいちゃんの物真似をしつつ唸ってしまう。
(使い方間違ってるけど)

そんな母を見ていたら、
ついでに、自分も初めて見た時に感じたことを思い出した。
「この映画は、本当に久しぶりに丁寧に作られた子どもの世界の映画だ」



「本当によい児童作品とは、かつて子どもであった経験を持つ人ならば誰でも楽しめる作品のことだ」

と、いうのは誰の言葉かは忘れたけれど、
56歳の母が、無邪気に笑っていた姿を思い出すと、
自分のあの時の確信と、だからこの映画を応援しようと思ったのは、
やっぱり間違いじゃなかったんだと、思った。



最後に、私の5回目感想。

・「おかあさんのこと、もう思い出さないようにしよう」って貴伊子は口に出してないことに初めて気づいた。
・夏制服のブラウスの襟が新子さんと貴伊子で違うのは、スカート以外は自前で用意してるってことなんだろうなぁ。
・シゲルが好きだ。特に、池で貴伊子に謝られて照れくさくて草をぶちぶちむしっているシゲルが。
・そしてやっぱり、一瞬だけ出てくる吉岡さんのスマイルが好きだ。
・「SING」を聞くと無条件に涙が出てくる体質になった自分にビックリ。

大体、こんな感じでした。